西川周作の決意「このまま2番手で終わるつもりはない」

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹,藤田真郷●撮影 photo by Sano Miki,Fujita Masato

西川周作インタビュー(2)
日本代表編

 2012年、2013年と2年連続でJリーグのベストイレブンに選ばれていることからもわかるように、西川周作(浦和レッズ)が現在、日本屈指のGKであることは間違いない。

 だが、戦いの場をJリーグから日本代表へと移せば、西川の前には川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)という強大な壁が立ちはだかる。常に日本代表に名を連ねる西川も、その立場は2番手。川島の控えというのが現状だ。インタビュー(1) 浦和レッズ編はこちら>

日本代表のレギュラー獲りへ意欲を見せる西川周作。日本代表のレギュラー獲りへ意欲を見せる西川周作。――日本代表GKでのポジション争いにおいて、2番手にいる状況をどう受け止めていますか。

西川 自分自身は、2番手で終わるつもりはないという気持ちでいつもいます。たったひとつしかないポジションで競い合うのがGKの醍醐味だと思うし、まずはそこに勝って試合に出なければ(対戦する)相手とも戦えない。(代表で試合出場の)チャンスをもらったときに結果で応えられれば、(自分に対する)イメージは変わっていくと思うので、W杯までそんなに試合もないですけど、チャンスをもらえたときのために日々努力していきたいなと思っています。

――移籍の決断においては、代表でのポジション争いも影響していますか。

西川 どこかで自分の環境を変えなければ、なかなかインパクトは残せないのかなと思って、浦和に来たっていうのは理由のひとつにあります。

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