2013.12.15

オリックス・井川慶が語る「ザックジャパン、ベスト8の可能性」

  • 高村美砂●文 text by Takamura Misa

―― それにしても、GKのプロドームというのは渋いですね(笑)。

「以前、仲間たちと草サッカーをしていた時はGKをしていて、プロドームのような動きができればいいなと思いまして……以来、『尊敬する人は?』と聞かれると、彼の名前を挙げるようにしていました。今の日本代表の試合を見ていても、ついGKの川島(永嗣)さんのプレイに目がいってしまいますし、川口(能活)さんも大好きな選手のひとりでした。川口さんは、清水商時代に全国高校サッカー選手権大会で優勝した頃から見ています。GKって、どれだけ試合で活躍しても、最後の最後で失点したらこれまでの活躍が帳消しにされてしまうようなところがあるじゃないですか。それが野球のピッチャーに似ているというか。ピッチャーも、たとえその試合で好投していても、最後にホームランを打たれて敗れたら、『オマエのせいだ』ということになりますから。そういう共通点もあって、ついGKに目がいってしまうのかもしれませんね」

―― サッカー観戦が、野球をする上でヒントになったりすることもあるのでしょうか。

「それはあまりないですね(笑)。ただ、サッカーってすごい運動量を求められるじゃないですか。僕は練習でランニングをするのが苦手なんですが、『サッカー選手はもっと走っているぞ!』と自分に言い聞かせて、練習に励むことはよくあります」

―― 日本代表の試合もご覧になられたりしますか。

「もちろんです。最近は生で観戦する機会はないですが、テレビでは必ず見ています。世間では、日本代表についていろんな評価をされているようですが、僕は基本的にサッカーを楽しんでいるだけですし、日本の代表としてピッチに立つ彼らを純粋に一生懸命応援するだけです」

―― その日本代表も出場するW杯ブラジル大会が来年開催されます。ズバリ、優勝国はどこだと思いますか。

「6月のコンフェデレーションズカップはハイライトでしか見ていないので予想するのは難しいですが、開催国のブラジルは決勝に進むと思います。その対戦相手となるのが……改まって考えると難しいですね。前回の南アフリカ大会の時は、イングランドを推していたんですが、決勝トーナメントの1回戦でドイツに負けてしまって。僕の予想なんてそんなもんです(笑)」