2013.12.17

強豪相手にどう勝つか。内田篤人が手にした「解答」

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

ブラジルW杯まで176日
『ザックジャパンの完成度』
連載◆第27回:内田篤人

 ブラジルW杯の組み合わせが決まったあと、日本代表のザッケローニ監督には余裕の表情が見て取れた。彼が穏やかな表情で組み合わせの結果を受け止めたのは、11月の欧州遠征で、オランダ(2-2)、ベルギー(3-2)という世界の強豪相手に1勝1分けという結果を出せたからだろう。

11月のオランダ戦では効果的な攻撃参加を見せた内田篤人。
 実際、6月にW杯出場を決めてから、不甲斐ない試合が続いていた日本代表メンバーにとっても、あの2戦は特別な意味を持つ試合だった。

 右サイドバックの内田篤人は、オランダ戦後、「少しずつ、自分たちの力が出せるようになってきた」と、ホッとした表情を見せた。そして、「オランダ戦は、自分のミスで……」と言って、話を始めた。

「(自分のミスで先制されて)日本の勢いが止まってしまったので、申し訳ないと思った。最近、失点に絡むことがなかったんで、前半は結構引きずっていましたね。どうにか(ミスしたことを)取り返そうと思っていたけど、なかなか難しかった。

(失点のシーンは)トラップしようとしたら、目の前に相手の7番の選手(FWイエレマイン・レンス)がいたし、外に(ボールを)出そうとしたら相手が詰めて来ていた。そこで迷っていたら、あんなミスをしてしまった(ボールを頭で受けて中央にクリアミス。そのボールを敵に奪われて失点)。DFは失点に絡んではいけないし、組織で守れていても個人で、オレみたいなミスが増えると失点を免れない。それがわかっているんで、余計に悔しかった。何にしても、オランダのような強い相手とやって、ミスして先制点を取られると厳しい。そこは、反省しないといけない」