2013.05.30

なぜザッケローニは今「3-4-3」を試すのか?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki photo by Getty Images

「トレ・クアトロ・トレ」

 イタリア語で「3-4-3」を意味するその言葉を、試合を目前に控えたザッケローニ監督が口にするのは久しぶりのことだ。

 5月30日、日本代表はブルガリア代表と親善試合を行なうが、この試合をザッケローニ監督は「長く続く公式戦の前の唯一の親善試合であり、唯一試したいことにトライできる試合」だと位置づける。

親善試合のブルガリア戦で3-4-3の布陣を試すことを明言したザッケローニ監督 ブルガリア戦を終えると、ワールドカップ最終予選2試合があり、さらにコンフェデレーションズカップと続く。6月までに少なくとも5試合、多ければ7試合の公式戦が続くことになる。それらの重要な試合を前に、試せることは試しておきたいというわけだ。

 ザッケローニ監督曰く、「トライしたいことはふたつある」。

 ひとつ目は「選手のコンディションの確認」だ。「問題(ケガ)を抱えながら代表に入っている選手もいる」なかで、指揮官は「(選手のコンディションは)試合のなかでしか把握できない」と話しており、ブルガリア戦では交代枠を最大限に生かし、できるだけ多くの選手をピッチに立たせることになるだろう。