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【日本代表】長友佑都「焦っている。
今の成長速度ではW杯で優勝できない」

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

イラク戦でもアグレッシブなプレイで勝利に貢献した長友。イラク戦でもアグレッシブなプレイで勝利に貢献した長友。ブラジルW杯まで634日
『ザックジャパンの完成度』
連載◆第7回:長友佑都

 世界的なトップクラブのひとつ、イタリア・セリエAのインテルで活躍している長友佑都。日本代表でも不動の左サイドバックとして、ひと際高い存在感を示している。

 9月11日に行なわれたW杯最終予選のイラク戦(1-0勝利)でも、持ち前の運動量で上下動を繰り返し、圧倒的な攻撃力で左サイドを制圧していた。

 だが試合後、長友は開口一番「今日はまったく満足できないです」と少し苛立った様子で言葉を吐き捨て、渋い表情を見せた。

「イラクの選手は、マンマークが厳しかったし、フィジカルも強かった。それに、日本は随分と苦しんでいたと思う。でも、少なくとも世界のトップクラスを狙うには、アジアでフィジカルで負けていてはダメでしょ。自分は、その点をいつも自覚してプレイしているけれども、そういう強い気持ちを(誰もが)持って、次に向けて少しでも成長していかないと......」

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