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【日本シリーズ】なぜソフトバンクは土壇場で勝ち続けるのか? DeNAを追い詰める「6枚の勝ちパターン」 (4ページ目)

  • 田尻耕太郎●文 text by Kotaro Tajiri

 大舞台で失点が続いたからといって、これまで積み重ねてきた信頼が簡単に揺らぐわけではない。若田部コーチは、そんな松本裕の心境を自身の現役時代と重ね合わせた。

 若田部コーチはドラフト1位でプロ入りし、ダイエー(現・ソフトバンク)の先発陣を支えた右腕だった。球団初のリーグ優勝、日本一を達成した1999年には10勝を挙げ、チームの躍進に貢献した。しかし、その年の日本シリーズでは苦い経験を味わっている。

「それまで頑張っても、日本シリーズでやられるとヘコみますよ。僕もあの年の日本シリーズ、第2戦に先発したけど2回途中でKOされました。さすがにちょっと暗くなりました。だけど最終的にチームが勝って喜べるのが一番なんです」

 2年前は、2連勝から悪夢の4連敗を喫した。だが、今年のソフトバンクには、どんな展開になっても勝利への道筋を描けるだけの投手陣がいる。

 第4戦の先発は、シーズン12勝1敗の若き左腕・前田悠伍。どこまで前田にマウンドを託し、どのタイミングで盤石の救援陣につなぐのか。

 2年前の雪辱、そして2年連続の日本一まであと1勝。激闘の日本シリーズは、いよいよクライマックスを迎える。野球の神様は、最後にどんな脚本を用意しているのだろうか。

著者プロフィール

  • 田尻耕太郎

    田尻耕太郎 (たじり・こうたろう)

    1978年生まれ、熊本市出身。 法政大学で「スポーツ法政新聞」に所属。 卒業後に『月刊ホークス』の編集記者となり、2004年8月に独立。 九州・福岡を拠点に、ホークスを中心に取材活動を続け、雑誌媒体などに執筆している。

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