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【プロ野球】あれから8年...4球団競合の根尾昂と6位指名の戸郷翔征、くっきり分かれた明暗 2018年ドラフトの答え合わせ (3ページ目)

  • 内田勝治●文 text by Katsuharu Uchida

 一方の清水は、2021年にプロ野球新記録となるシーズン50ホールドをマークし、2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝いた。今季は2023年以来となる50試合登板を達成。通算343試合で173ホールドと、ブルペンを支える存在になっている。

 そして、ドラフト1位の投手たちを大きく上回る実績を残したのが、巨人から6位指名を受けた戸郷翔征(聖心ウルスラ学園)である。

 高卒2年目の2020年に先発ローテーションへ定着し、9勝をマーク。2022年には12勝を挙げ、154奪三振で最多奪三振のタイトルを獲得した。2023年の第5回WBCでは侍ジャパンの一員として世界一も経験。名実ともに球界を代表する投手へと成長した。

 その後も成長を続け、2024年には3年連続となる12勝を記録。防御率1.95、156奪三振の好成績を残し、2度目の最多奪三振に輝くとともに、巨人のリーグ優勝に大きく貢献した。

 2025年は8勝9敗、防御率4.14と苦しみ、二軍降格も経験した。今季は14試合の登板にとどまり、防御率2.48と内容は悪くなかったものの、5勝(3敗)と勝ち星を伸ばせなかった。それでもプロ8年間で通算68勝47敗、防御率2.88という実績を積み上げている。

【下位指名から生まれたタイトルホルダー】

 救援投手にも、「当たり」が目立つ。

 ソフトバンク2位の杉山一樹(三菱重工広島)は、2025年に守護神へ定着。31セーブ、防御率1.82を記録し、西武の平良海馬と並んで最多セーブのタイトルを獲得した。

 阪神6位の湯浅京己(BC富山)は、2022年に45ホールドポイントを記録して最優秀中継ぎ投手に輝いた。だが、今季終盤には、2024年に続き、国指定の難病「胸椎黄色靱帯骨化症」の手術を受けた。再び甲子園のマウンドで勇姿を見せることができるか。

 ほかにも、広島2位の島内颯太郎(九州共立大)が通算119ホールドを記録。先発ではロッテ3位の小島和哉(早稲田大)が59勝、DeNA3位の大貫晋一(新日鉄住金鹿島)が46勝を挙げるなど、2位以下の指名から着実に実績を積み上げた投手も多い。

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