【プロ野球】あれから8年...4球団競合の根尾昂と6位指名の戸郷翔征、くっきり分かれた明暗 2018年ドラフトの答え合わせ (2ページ目)
甲子園を沸かせたもうひとりの主役が、金足農(秋田)のエースとして夏の甲子園準優勝に輝いた吉田輝星だ。
根尾の抽選を外した日本ハムが、外れ1位で単独指名。ルーキーイヤーの2019年には、プロ初登板初勝利という鮮烈なデビューを飾った。その後は一軍に定着できずに苦しんだが、2022年にリリーフへ転向すると、51試合に登板するなど存在感を示した。
しかし、翌2023年はわずか3試合の登板にとどまり、同年オフにトレードでオリックスへ移籍。2024年は50試合に登板して4勝0敗14ホールド、防御率3.32と、ブルペンの一角を担った。
ところが、2025年3月に右ヒジのトミー・ジョン手術を受け、シーズンを全休。復帰した2026年は、交流戦の延長戦で2シーズンぶりの白星を挙げるなど、26試合に登板して2勝2敗、防御率4.22の成績を残した。
甲子園を沸かせたスター右腕は、プロの世界で何度も壁にぶつかりながら、懸命に活路を切り開こうとしている。
【ドラフト1位をしのいだ6位指名の戸郷翔征】
大学生のドラフト1位投手に目を向けると、期待されたほどの数字を残せていない選手も少なくない。
松本航(日体大→西武)は通算151試合で37勝44敗。髙橋優貴(八戸学院大→巨人)は69試合で18勝25敗にとどまり、2024年オフに戦力外通告を受けた。現在は社会人野球のミキハウスでプレーを続けている。上茶谷大河(東洋大→DeNA→ソフトバンク)も通算165試合で28勝26敗と、期待に応えきれない時期が続いた。それでも移籍2年目の今季は36試合に登板し、自己最多の8勝(3敗)、防御率3.26と復活の兆しを見せている。
そんななか、存在感を示しているのが、ともに「外れ外れ1位」で指名された甲斐野央(東洋大→ソフトバンク→西武)と清水昇(國學院大→ヤクルト)だ。
甲斐野は1年目からセットアッパーとして65試合に登板。2024年には山川穂高の人的補償として西武へ移籍し、その後も勝ちパターンの一角を担っている。今季は56試合に登板し、チームの2位躍進に大きく貢献した。
2 / 4

