検索

【プロ野球】2018年の「ドラフトキング」は誰だ? 小園海斗、藤原恭大、辰己涼介を上回る「外れ外れ1位選手」の圧倒的実績 (2ページ目)

  • 内田勝治●文 text by Katsuharu Uchida

【外れ外れ1位が球団の顔に】

 その小園の抽選を外したオリックスは、外れ1位で太田椋(天理高)を指名した。今季は125試合に出場して打率.280、自己最多の130安打を放つなど、着実に進化を遂げている。

 ドラフト2位の頓宮裕真(亜細亜大)は、2023年に打率.307で首位打者を獲得し、チームのリーグ3連覇に貢献。7位の中川圭太(東洋大)も通算754試合に出場するなど、主力として奮闘している。結果的にオリックスにとっては、1位の抽選こそ外したものの、上位から下位までバランスよく戦力を確保したドラフトとなった。

 楽天は藤原の抽選を外し、2回目の入札で辰己涼介(立命館大)を指名した。辰己には楽天、阪神、巨人、ソフトバンクの4球団が競合しており、外れ1位ながら実質的な目玉選手のひとりだった。

 入団後はまず守備で評価を高め、2021年から5年連続でゴールデングラブ賞を受賞。2024年にはプロ6年目で初めて全143試合に出場し、158安打で最多安打のタイトルを獲得した。打率.294、7本塁打、58打点と、打撃面でも大きな成長を遂げた。

 2025年は114試合で打率.240と数字を落としたものの、オフにFA権を行使した末、最終的に楽天残留を決断。プロ8年間で通算1005試合に出場し、打率.256、71本塁打、103盗塁と、球界を代表する外野手のひとりへと成長した。

 そして、社高(兵庫)で辰己の2学年先輩にあたる近本光司(大阪ガス)である。阪神は藤原、辰己と2度続けて抽選を外し、3回目の入札で近本を単独指名した。当時は2度の抽選失敗による苦肉の選択にも映ったが、この指名が球団の未来を大きく変えることになる。

 関西学院大、大阪ガスを経て阪神に入団した俊足巧打の外野手は、1年目から142試合に出場し、打率.271、9本塁打、42打点、36盗塁を記録。159安打はセ・リーグの新人最多安打記録となり、盗塁王のタイトルも獲得した。

2 / 4

登録は簡単! チェックを入れてボタンを押すだけ 詳しくはこちら

キーワード

このページのトップに戻る