【プロ野球】第一子に「賢造」と名づけたオリックス・エスピノーザが語った日本愛とアメリカ復帰への本音 (2ページ目)
スペイン語と日本語は発音こそ共通している部分があるものの、ひらがなやカタカナ、漢字といった見慣れない文字に加え、助詞の使い分けも大きな壁となる。エスピノーザも「正直、簡単ではない」と、その難しさを実感している。
「でも、楽しんで学んでいるよ。ファンのみんなとも、少しずつコミュニケーションがとれるようになってきた。インタビューの前日にはファンのみんなに伝えたいことを練習して、それを実際に話している。
カメラが回っていないところでは、チームメイトにも日本語を教えてもらっている。恥ずかしがらずに話すようにしていると、みんながいろいろと教えてくれるんだ。そうやって教わった言葉を、オウムみたいにそのまま繰り返しながら覚えているよ(笑)」
その成果は、ヒーローインタビューやファンとの交流でも表れている。
「だいぶ読めるようになってきた。基本的な漢字も少しずつ覚えている。でも、急いで習得しようとしているわけではない。少しずつ、自分のなかに自然に染み込んでいけばいい。そしていつか、もっと上手にみんなとコミュニケーションが取れるようになれたらうれしいね」
【息子の名前に込めた思い】
オリックスで3シーズン目を迎える直前の今年2月、婚約者[牧野1]との間に第一子が生まれた。名前は「賢造(ケンゾウ)」。深い思いが込められている。
「ベネズエラでは、名前に意味を込める文化はあまりない。自分の名前はスペイン語で『アンデルソン』だけど、とくに意味はない。たとえば娘に『ダニエラ』という名前をつけるとしたら、夫婦で『響きがいいね』という感じで決めるんだ。でも日本では、それぞれの名前に意味がある。それがすごく面白いと思った。ベネズエラとはすごく違うし、創造的だなって」
待望の長男が生まれるにあたり、まずは響きがカッコよく、ベネズエラ人にも自然に発音できる名前を考えた。難しい日本語の名前をつけると、故郷の家族や友人は呼びにくいからだ。日本語を学んでいるエスピノーザだからこその思慮だった。
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