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【WBC2026】"セ界"二冠のヒットメーカー・小園海斗、世界へ挑む覚悟と献身 「キャッチャーミット以外は持っていく」 (2ページ目)

  • 前原淳●文 text by Maehara Jun

 今季、チームでは日本人唯一のレギュラー扱い。それでも、WBCに向けて仕上がりは早い。2月7日のシート打撃では、左腕・高橋昂也と対戦。直球を捉えた打球は、逆風をものともせずに右翼ポールを直撃。早くも"今季1号"を放った。

「(今年1年)あれで終わるかもしれないので、打ててよかったです」

 謙遜しながらも、大舞台に向けて例年以上の早いペースで調整を進め、その成果を示した。

【できることを準備してやる】

 WBC戦士に選んだ井端監督は、「すべての大会で活躍してくれましたし、ポジション的にはショート、サード、セカンドも(守れる)。いてくれると助かる選手かなと思います。ここという時の勝負強さはある」と、これまでの国際大会で勝負強さを発揮した小園に期待を寄せる。

 複数ポジションを守れることも小園の武器だ。23年には63試合に出場した遊撃を筆頭に、三塁(29試合)、二塁(16試合)も守った。24年以降は本職とした遊撃よりも三塁での出場が増え、プレーの幅を広げた。侍ジャパン選出後、井端監督から電話で伝えられた「期待している」のひと言に、覚悟を決めた。

「(自分が試合に)出るか出ないかは、もうどうでもいい。勝てばいいので、できることを準備してやろうかなと思います」

 侍では遊撃のレギュラー候補ながら、ユーティリティー性を生かし、チームへの献身を誓う。「キャッチャーミット以外は持っていく」と、これまで一度も使用していないファーストミットと外野用グラブも手配済みだ。実際、広島の一次キャンプで行なわれたシート打撃では持参したミットで一塁を守った。世界一のためなら、何でもやる姿勢だ。

 2月14日には宮崎市内での侍ジャパン合宿に合流し、初の大舞台に照準を合わせる。今大会は侍ジャパンに歴代最多8人のメジャーリーガーが参加する。

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