宮本慎也が選ぶ2026年WBCの侍ジャパン「ホームランを打てる選手は絶対にそろえないといけない」 (3ページ目)
大木 とはいえ、かつての自分みたいな選手がひとりくらいほしいなとか思わないですか?
宮本 今の時代に僕が全盛期だったら、ショートに入ってもいいかな(笑)。ただ、僕みたいな役割もひとりぐらいいたほうがいいとは思うんですけど、やっぱり打てる選手を使っていったほうがいいと思います。
大木 最後に宮本ジャパンの打順を決めてください。
宮本 もう9番は決まっています、坂本。 1番鈴木、 2番近藤、3番大谷...ここが迷いますね。 近藤を先にするか、大谷を先にするか。ただ、近藤はすごくいいバッターですけど、めちゃくちゃ打つホームランバッターでもないんで、近藤を先にして、ランナーがたまった状態で、大谷に回る可能性があることを考えて、大谷を3番にして、近藤を2番にしましょう。
で、"今日の感じ"だと4番は岡本ですね。"今日の感じ"というのは、(巨人ファンの)大木さんとやっているからということですね(笑)。
大木 すみません(笑)。お気遣いありがとうございます。
宮本 5番村上、6番サトテル。
大木 サトテルの4番はないですか?
宮本 それはないですね。まだまだ発展途上なので、確率も欲しいのでね。7番牧。8番小園。9番が坂本。
大木 豪華ですね。牧選手が7番なんて恐ろしいですもんね。
宮本 そうですね。6番のサトテルと入れ替えてもいいかなとは思いますけど、左が続くので、そんな感じですね。
大木 WBCがもう、来年ですか。早いですね。今年活躍した選手を中心に選ばれると思いますか?
宮本 もちろんそうなると思います。岡本も村上も向こう(メジャー)に行く可能性があるじゃないですか。そうなった時にチームがOKを出してくれるかというと......。前回、吉田が参加できましたけど、そのへんはメジャーの方々も盛り上げる意味でも行かせてほしいなと思いますね。
Profile
宮本慎也(みやもと・しんや)/1970年11月5日、大阪府出身。1992年にドラフト2位でヤクルトスワローズに入団。2004年のアテネオリンピック、2008年の北京オリンピックではキャプテンを務め、2012年に2000本安打を達成。2013年に現役を引退。現在は野球解説者として活動している。
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