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【野球】巨人でもプレーしたアダム・ウォーカーがBCリーグで二冠王に「1日でも長く野球を続けたい」 (3ページ目)

  • 白鳥純一●取材・文・撮影 text & photo by Shiratori Junichi

 BC神奈川への入団会見では、NPBへの復帰に向けた意欲とともに、「大学でスポーツビジネスを勉強しましたし、選手としての経験を生かして、どこかの球団のスタッフやコーチとして、これまでに培った経験を将来のプレーヤーに届けてみたい思いもあります」と、引退後のキャリアについて語るひと幕もあったが......。

「来季以降の予定は今のところ何も決まっていませんが、今は純粋に1日でも長く野球を続けたい。あまり将来のことは考えずに、目先の試合に全力で向かい、それを明日につなげていく。失敗からの学びを成功につなげながら、少しずつ上を目指していけたらいいですし、その先にNPB復帰などの未来があれば、それはとてもうれしく思います」

 最終戦まで3チームに優勝の可能性が残る熾烈な優勝争いを制し、9月7日にBC-West優勝を決めたBC神奈川は、13日から行われる群馬ダイヤモンドペガサスとのBCリーグチャンピオンシップに挑む。

「優勝を掴み取るわずかなチャンスが残された試合に、チーム全員で前向きな気持ちで臨み、最高の勝利を挙げられた。勝負の行方は野球の神様にしかわからないけれど、いつも変わらずに応援してくれているファンのためにも、日本一になって、気分よくシーズンを締めくくりたいですね」

 BC神奈川を頂上まで導くため、ウォーカーは最後まで力を出し切る。

(後編:アダム・ウォーカーはBC神奈川の主砲として、巨人、ソフトバンク時代も経験しなかった日本一を目指す>>)

(通訳:岡﨑菜穂)

【プロフィール】

アダム・ウォーカー

1991年10月18日生まれ、アメリカ合衆国・ウィスコンシン州ミルウォーキー出身。外野手。2012年にMLBドラフト3巡目(全体97位)でミネソタ・ツインズに指名されプロ入り。メジャー昇格は叶わず、数チームのマイナーを渡り歩いたのちに独立リーグへ。2020年、2021年と2年連続で本塁打王とシーズンMVPを獲得する。2022年に巨人に入団。2023年のオフにトレードでソフトバンクに移籍した。2025年4月、独立リーグ・ルートインBCリーグの神奈川フューチャードリームスに入団した。

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