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真中満と五十嵐亮太がヤクルトスワローズで印象的だった選手は? 現役時代を振り返る (2ページ目)

【練習を一番こなしていた選手とは?】

五十嵐 僕は宮本慎也さんかな。慎也さんは、(真中さんと)年齢も一緒じゃないですか。僕が上がった時に比較的歳の近い先輩だったんです。

真中 9歳ね。まあ離れているけど。

五十嵐 9歳離れているけど、あの頃あんまり中間(の年齢が)がいなかったんですよ。一久さんにも僕が上がった時に「久しぶりに後輩が上がってきたよ」って言われたぐらい。だから一久さんにも可愛がってもらったんですけど、その上がりたての時は真中さんとか宮本さんとかそれこそ山部(太)さんもいたし、(山本)樹さんか。多かったんですよ。

 宮本さんは、もちろんプレーもすごいんだけど、その言われたことに対してなにくそ精神が強いんです。たぶんすごい負けず嫌い。

真中 慎也は負けず嫌いだよね。

五十嵐 古田さんに「すごい守備うまいけど、やっぱり打たなきゃダメだ」って言われて、それじゃあってバッティングをすごく頑張っていたし、強い打球を打つためのトレーニングもしていた。あの人のすごいところは、僕が見ているなかで練習を一番やってました。

真中 やってた。俺が見ているなかでも一番。宮本慎也と土橋(勝征)さんはずっと練習してた。

五十嵐 土橋さんはずっとバットにテープ巻いているイメージしかない(笑)。

真中 職人じゃねえか(笑)。

五十嵐 昔、テーピングをバットに巻いて、それをグリップ替わりにしている人とかじゃないですか。

真中 それ、土橋さんが最初かなっていうぐらい、めちゃくちゃ巻いてた。

五十嵐 でしょ。

真中 トレーナーがいい顔してなかったもん。テーピングの使い方間違えているから(笑)。

五十嵐 テーピングって普通さ、手首を固めるためとかでやるじゃない? でも、バットをぐるぐるガッチガチに巻くんですよ。

真中 だって新品状態のテーピングがまるまるグリップに移動するぐらい巻くんだよね。

五十嵐 あと、天才気質だったのは飯田哲也さん。

真中 飯田さんもそうだね、天才だった。個性のある選手多かったですよね。各自自分を持っていたというか、そういう強さはあったよね。

Profile
真中満(まなか・みつる)/1971年1月6日、栃木県大田原市出身。1992年にドラフト3位でヤクルトスワローズに入団。2001年にはリーグ優勝、日本一に貢献。2014年からはヤクルトの監督を務め1年目でリーグ優勝を達成。現在は野球解説者として、テレビやYouTubeなど幅広く活躍している。

五十嵐亮太(いがらし・りょうた)/1979年5月28日、北海道出身。1997年にドラフト2位でヤクルトスワローズに入団。リリーフエースとして活躍し、メジャーでもプレー。2013年にはソフトバンクに移籍し日本一に貢献。2020年に現役を引退。現在は野球解説者として、テレビやYouTubeなど幅広く活躍している。

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