西武再建のカギは編成と大型トレード! 伊原春樹が挙げる次期監督候補と新GMに適任な人材とは? (3ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi

── 具体的に誰が相応しいと思いますか。

伊原 西武黄金時代をチームリーダーとして経験した石毛宏典が、一番適任だと思います。統率力も決断力も持ち合わせています。かつて西武監督就任を打診されましたが、現役に固執してダイエーに移籍しました。その後、オリックス監督を務めたあとは、独立リーグ・四国アイランドリーグの創設に尽力しました。彼が現状の西武戦力を鑑み、打力を中心に補強を推進していけばいいと思います。

── 「灯台下暗し」的なところでしたが、たしかに適任かもしれません。

伊原 監督人事はもちろん大事ですが、それ以前にGMですよ。彼なら、本社や球団首脳にも正論を言えると思います。西武の現状を打開するには、そのぐらいでなくてはいけないと思います。いずれにせよ、黄金時代を復活させてもらいたいものです。


伊原春樹(いはら・はるき)/1949年1月18日、広島県生まれ。北川工高(現・府中東高)から芝浦工大を経て、71年にドラフト2位で西鉄に入団。76年巨人に移籍し、78年ライオンズに復帰。80年限りで現役引退。81年から99年まで西武で守備走塁コーチなどを務め、黄金期のチームを支えた。2000年に阪神コーチ、01年に西武コーチを経て、02年西武監督就任、1年目でリーグ優勝を果たす。04年にオリックス監督、07年から10年まで巨人ヘッドコーチを務め、 14年に西武の監督に2度目の就任を果たした。現在は解説者として活躍中

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