2022.06.09

達成者はわずか7人。岩瀬仁紀が力説する「100セーブ・100ホールド」の価値

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi
  • photo by Koike Yoshihiro

100セーブ・100ホールド達成者は7人

 今年5月1日、増田達至(西武)が史上18人目の通算150セーブを達成した。さらに増田はここまで(6月8日現在、以下同)97ホールドも記録しており、リリーフ投手の勲章である「100セーブ・100ホールド」の達成が迫っている。

ルーキーイヤーの2012年からロッテのブルペンを支える益田直也ルーキーイヤーの2012年からロッテのブルペンを支える益田直也 この記事に関連する写真を見る  これまで「100セーブ・100ホールド」を達成した投手は7人。その顔ぶれを見てみたい。

藤川球児(元阪神など)
日米通算811試合/61勝39敗245セーブ・164ホールド/防御率2.18

上原浩治(元巨人など)
日米通算748試合/134勝93敗128セーブ・104ホールド/防御率2.94

武田久(元日本ハム)
通算534試合/31勝30敗167セーブ・107ホールド/防御率2.61

平野佳寿(オリックス)
日米通算770試合/60勝83敗210セーブ・193ホールド/防御率3.10

増井浩俊(オリックス)
通算549試合/41勝45敗163セーブ・158ホールド/防御率3.07

益田直也(ロッテ)
通算615試合/29勝42敗169セーブ・149ホールド/防御率2.82

森唯斗(ソフトバンク)
通算446試合/21勝23敗127セーブ・102ホールド/防御率2.87

 ホールドは救援投手としてマウンドに上がり、リードを保ったまま次の投手に引き継いだ時に与えられる記録で、中継ぎやセットアッパーの指標となる。

 セーブは、メジャーでは1973年に導入されたが、ホールドは1986年に考案された。だがメジャーでは、ホールドは正式な記録にはなっていない。日本も、セーブはメジャーの翌年、1974年からセ・パとも公式記録として導入された。

 NPBでのホールドは、パ・リーグで1995年から記録されるようになり、その後、一部ルールを修正して2005年から両リーグの公式記録となった。そのため公式記録としての歴史は浅く、「100セーブ・100ホールド」を達成している投手が少ないが、今後はより多くの達成者が出ることが予想される。