広島・小園海斗「正直、怖さはある」。不動の遊撃手へ2年目の不振や自身の課題を語った (3ページ目)

  • 前原淳●文 text by Maehara Jun
  • photo by Koike Yoshihiro

根尾には負けないように

── 中日の根尾昂選手やロッテの藤原恭大選手ら同世代の選手は意識しますか。

「根尾は同じリーグでやっているので、意識というのはおかしいですが、とにかく負けないように頑張ろうと思っています」

── チームのなかで不動のレギュラー、主力となっていくことが期待されます。

「元気を出してやっていかなければいけない。そのなかで、昨年経験させてもらったことを後輩や、迷っている同期に自分なりに伝えていければと思っています。練習から一生懸命取り組んでいくことで、『あいつなら任せてもいい』と思われるよう、みんなから信頼される選手になっていきたいです」

── 最後に今季の目標を教えてください。

「ショートとして全試合に出場したい。そして最後は笑って終われるように。カープに入団してからまだAクラスで終わったことがないので、なんとか達成できるようにしたいです。Aクラスに入ればまた違う景色が見えると思いますし、違う感覚も出てくると思う。そういった経験ができるよう、チームに貢献していきたいと思います」

小園海斗(こぞの・かいと)
2000年6月7日、兵庫県生まれ。報徳学園では1年春からベンチ入りし、2度甲子園に出場。2018年ドラフト1位で広島に入団。1年目から58試合の出場を果たすなど大きな期待を寄せられるも、2年目はわずか3試合の出場に終わる。昨年は開幕こそ二軍スタートだったが、一軍昇格後は好調を維持し、113試合に出場し打率.298、5本塁打、35打点をマークした

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