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村上宗隆が史上最年少の100号達成。「こんな子がいたんだ」コーチ陣の言葉で振り返る成長の軌跡 (5ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Kyodo News

 試合後、村上は次のように語った。

「(通算100号について)すごくうれしいことですが、本当にまだまだ通過点ですし、目標はもっともっと上にあるので、これからもチームが勝てるように頑張ります」

 そのコメントを聞いて、あるシーンを思い出した。2019年のシーズン中、偶然にも清原氏が神宮の室内練習場に現れ、ヤクルト若手の早出練習を見ていた。すると、たまたま横にいた私に清原氏はこう尋ねてきた。

「あの体の大きい55番の子は誰ですか?」

 私が「村上です」と答えると、清原氏は納得した表情でこう言った。

「あの子が村上くんですか。ええスイングしてますね」

 その清原氏の記録を抜き、球界に新たな歴史を刻んだ村上。5年後、10年後、きっと我々の想像を超えてくれる選手になっているはずだ。

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