2021.06.05

侍JAPANのエースや抑えは誰か。山本昌が東京五輪に挑む24人を選んだ

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Koike Yoshihiro

 東京五輪が予定どおりに開催されれば、野球競技は7月28日にオープニングラウンドが始まる。そこでスポルティーバでは、鋭い視点を持つ野球評論家に「最強の侍ジャパン」を選んでもらった。今回登場するのは50歳まで現役投手として投げ続け、通算219勝を挙げたレジェンド・山本昌氏(元中日)。

 山本昌氏は「この選手も入れたいなぁ」「彼は本当にいい選手なんだけどなぁ」と、悩みに悩んだ末に24名のメンバーを選出した。レジェンドが認める24人の精鋭を紹介していこう。

現在、セ・リーグ防御率トップの中日・柳裕也現在、セ・リーグ防御率トップの中日・柳裕也 【先発投手】
柳裕也(中日/右投右打)
田中将大(楽天/右投右打)
大野雄大(中日/左投左打)
森下暢仁(広島/右投右打)
宮城大弥(オリックス/左投左打)

【中継ぎ】
平良海馬(西武/右投左打)
又吉克樹(中日/右投右打)
中川皓太(巨人/左投左打)
岩崎優(阪神/左投左打)

【抑え】
松井裕樹(楽天/左投左打)
山本由伸(オリックス/右投右打)

 MLB組が来られず、大物投手が故障している現状では、柳が1番手かなと感じます。今季の安定感は目を見張るものがあり、とくにチェンジアップの抜けがよくなっています。カットボールのキレもいいし、空振りを多く取れるようになっていますね。

 田中将はまだ本調子とは言えませんが、投手陣の精神的支柱になってもらいたい期待を込めて入れました。若い投手陣になるので、調整法や精神面などアドバイスを送ってほしいなと。

 大野雄は今季やや出遅れたものの、再調整して戻ってきてからの状態は問題ありません。森下は2年目ながら安定感のある投球をしているので、入れたいと考えました。

 宮城は19歳ですが、今の投球を見ていると日本代表にふさわしいと感じます。パ・リーグ防御率2位(6月4日現在)と勢いに乗っていますし、スピードガンの表示以上に速く見える球質があります。外国人の強力な左打者を抑えるためにも、彼のような左腕は必要です。

 リリーフでは松井に、山本を加えて左右のダブルストッパーを形成してもらいたい。山本はオリックスでは先発ですが、抑えの適性もあります。はまった時のボールは、世界でも十分に通用するでしょう。