片岡篤史のプロ野球シーズン展望。オリックスには新庄剛志が必要だった!? (5ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

吉田 パ・リーグファンの私としては、交流戦でパ・リーグのチームはたくさん勝てますし、「お祭り」みたいなイメージがあります(笑)。選手からするとどうなんでしょうか。

片岡 セ・リーグの選手は、札幌とか福岡とか、普段のリーグ戦では行けないところがあるやん。試合はまた別にして、年に1回だからうれしいんよ(笑)。リーグ順位にも大きく関わってくる。今は隔年でホームとビジターで3連戦を戦う形になっているけど、かつてホーム・アンド・ビジターで各2試合の時がありましたよね。あの時は「連敗」したまま次のカードになってしまうのがすごく怖かった。"流れ"があるから。

吉田 リーグ戦の順位が、交流戦で大きく変わることもあり得そうですね。

片岡 ありますね。交流戦で10連敗するようなチームが毎年出てくるわけだから。2年ぶりの交流戦は、大型連敗して借金を積み上げることだけは避けないといけないね。

(後編:片岡篤史の左バッター診断>>)

【プロフィール】
◆片岡篤史(かたおか・あつし)
1969年6月27日、京都府生まれ。PL学園時代に甲子園春夏連覇を達成。同志社大学を経て、1991年のドラフトで日本ハムから2位指名を受け入団し、主力野手として活躍。2001年オフにFAで阪神に移籍し、2003年にはリーグ優勝に貢献した。引退後は阪神の一軍ヘッドコーチや打撃コーチを務め、現在は解説者や、自身のYouTubeチャンネル「片岡篤史チャンネル」など多方面で活躍中。

◆吉田恵美(よしだ・めぐみ)
1998年12月10日生まれ。2017年のミス東京薬科大学グランプリ。メットライフドームでビールの売り子として働いていたこともあり、西武ファンに。『non-no』(集英社)の専属読者モデルとしてで活動するほか、ボイスメディアVoicy『スポニチニュース』月曜の公式パーソナリティーなど活躍の場を広げる。2021年1月26日から、「片岡篤史チャンネル」のアシスタントを務めている。

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