2020.11.24

赤星憲広が選ぶ「現役最強外野手」。 鉄壁だった最強外野陣の3人は?

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

 これまで、プロ野球では守備、走塁、打撃の三拍子が揃った多くの名選手がグラウンドで躍動してきた。現役の最強外野手、過去も含めた最強外野陣の3人は誰か、といった議論はファンの中でもさまざまな意見が出るだろう。

 そこで、5年連続盗塁王、ゴールデングラブ賞6回など、2000年代に阪神の不動のセンターとして活躍した赤星憲広氏に、「最強の外野手」について聞いた。

ソフトバンクの柳田悠岐(左)と広島の鈴木誠也(右)──赤星さんが思う、現役最強の外野手は誰になるでしょうか。

「"最強"というくらいですから、走攻守すべての能力がずば抜けている選手を選びたいのですが、今のプロ野球界ではそういった選手が少なくなっている気がします。その中でもナンバーワンは、侍ジャパンの4番を打つ広島の鈴木誠也選手だと思います。今年は打撃面が本調子ではありませんでしたが、守備では打球への反応が早くて肩も強く、盗塁もできる走力がある。かなり高いレベルで三拍子が揃った外野手ですね」

──それに続く選手は?

「ソフトバンクの柳田悠岐選手でしょう。昨シーズンはケガで長期離脱がありましたが、今シーズンはパ・リーグMVP候補の筆頭になるまで打撃面は調子を戻しました。それでも、足をケガした影響からか、走力と守備力は徐々に落ちているように感じます。僕なら(守備範囲が広い)センター以外のポジションで起用しますね。そういった点を考えると、トータルの評価では鈴木誠也より少し低い評価になります」

──外野手のポジションは3つあるので、もうひとり選んで「最強の外野陣」を決めていただけますか?

「うーん......すみません、今回は該当者なしの"保留"でお願いします! 冒頭でも言ったように、走攻守のすべてが優れているとなると、鈴木選手、柳田選手クラスの選手が見当たりません。元西武の秋山翔吾選手(レッズ)が、今シーズンもNPBでプレーしていたら彼になったかもしれないですけどね」