巨人移籍のウィーラーに涙の別れ。なぜ楽天ファンに深く愛されたのか
楽天で「Z(ズィー)」の愛称で親しまれたゼラス・ウィーラーが巨人に移籍した。
新天地でのデビュー戦となった6月30日のDeNA戦。味方が得点すればベンチから身を乗り出してはしゃぎ、安打を放てば満面の笑みを浮かべて喜ぶ。そんなウィーラーの愛嬌ある振る舞いは、楽天時代となんら変わらない。
トレードで楽天から巨人に移籍したウィーラー だからこそ、切なくなる。「もうZは仙台にはいないんだ......」と。
ニュースは突然舞い込んできた。巨人の池田駿とのトレードが発表されたのは、6月25日だった。ウィーラーは球団を通じ、こう惜別の言葉を残した。
<今回、このような形で、新天地でプレーする機会をいただいた球団に感謝しております。
楽天野球団とファンの方々には、イーグルスの一員として日本でプレーする機会をいただいたことに感謝してもしきれません。
東北で5年半プレーできたことは私や私の家族の人生に大きな変化をもたらせてくれました。イーグルスのメンバーとしての東北での時間を忘れません。
ただ私にはプレーヤーとしてまだやらなければならないことがあります。心から愛するイーグルスのチームメイト、全員の活躍を願っています。本当にありがとうございました! また会いましょう>
※ 原文ママ
ファンはあらためて、ウィーラーの人柄に触れたのではないだろうか。「ありがとう!」「巨人でも頑張って!」「また仙台に戻ってきて」......SNSでは、さまざまな感謝、激励の言葉で溢れかえった。
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