2020.06.16

解説者7名がセ・リーグの順位を予想。
変則ルールがDeNAをあと押し!? 

  • 佐々木亨、スポルティーバ●文 text by Sasaki Toru、Sportiva
  • photo by Koike Yoshihiro

2020セ・リーグ順位予想

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 6月19日、約3カ月遅れでプロ野球が開幕する。昨年セ・リーグは巨人が広島のリーグ4連覇を阻み、5年ぶりの優勝を飾った。だが、今年は圧倒的な戦力を誇るチームはなく、昨年以上に混戦が予想される。はたして巨人の連覇はあるのか。それとも広島が王者に返り咲くのか。はたまた新たな覇者が誕生するのか。気鋭の解説者7人にセ・リーグの行方を占ってもらった。

腕から始動する新フォームで挑む巨人のエース・菅野智之◎森繁和氏

1位 DeNA
2位 巨人
3位 中日
4位 阪神
5位 広島
6位 ヤクルト

 どのチームも一長一短があり、最後まで優勝争いはもつれると思います。ただ、今シーズンは試合数が少なく、連戦は多い。しかも出場選手登録人数とベンチ入り人数が増え、外国人枠も4から5になるかもしれない。そうなると、DeNAがこれらのルール変更の恩恵を受けるのではないかと思っています。

 投手陣にとって試練となる今シーズン、打線の強みを考えた場合、DeNAが有利かな。とくにホセ・ロペス、ネフタリ・ソト、タイラー・オースティンの外国人打者を3人起用できるのは大きい。投手力もあるだけに、うまくかみ合えば優勝するチャンスは大いにあると思います。

 巨人は菅野智之に次ぐ投手が出てくるかどうか。山口俊(ブルージェイズ)が抜けた穴は大きいと思います。若い選手も成長しているので楽しみではあるのですが、1年を通して働けるのかどうかという不安があります。

 中日も巨人同様、伸び盛りの若手が出てきて期待も大きいのですが、まだ計算できるだけの力はない。昨シーズン終盤、チームとしての形は見えてきたので、今年はどれだけレベルアップしていけるか。期待も込めて3位にしました。

 阪神、広島はレギュラークラスの選手層は厚いですが、控えとの差が大きい。それに阪神は攻撃陣、広島はリリーフ陣というはっきりとした課題があるチーム。もちろん、それを解消しようとオフから動いてきたと思うのですが、こればかりはシーズンが始まってみないとわからない。もし課題をクリアすれば、上位争いに食い込むでしょうし、優勝だって十分にありえる。

 ヤクルトは、ほかの5チームに比べて投打とも戦力的に少し落ちるかなと......。だからこそ、高津(臣吾)監督は結果を恐れず、どんどん若い選手を起用してほしい。昨年、村上宗隆がブレイクしましたが、楽しみな選手はいっぱいいます。あと2、3人、若手選手がレギュラーをつかめば、ほんと楽しみなチームになります。