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ドラ1猶予も今年までと覚悟。
ロッテ平沢大河、正遊撃手へ猛アピール (3ページ目)

  • 永田遼太郎●文 text by Nagata Ryotaro
  • photo by Kyodo News

 守備、打撃で大きな成長を見せる平沢だが、球場ですれ違えば、選手、スタッフ、報道陣に対して、いつも相手の目を見て気持ちよく挨拶する姿は、1年目からなにひとつ変わっていない。そして日々、自分と向き合いながら野球に取り組む姿勢もなんら変わることがない。

「自分で考えながらやる。やっぱり、それが一番大事なんじゃないかって思うんです。そうやって日々考えながら過ごして、『こういう感じで打ったらいいのかな』『こういう感じで捕ればいいのかな』とか、そうしたものが見つかってくれればそれでいい。僕はいつもそう考えています」

 昨年暮れの納会の席で、井口資仁監督から「2019年はもっと厳しくいくぞ!」と言われたという。

 昨年までの経験を積ませる時間はもう終わり。ここからは結果が伴わないと使わない。ある意味、指揮官からの最後通告だった。もちろん、平沢も置かれている立場は十分理解している。

「昨年は打てなくても、試合に使ってもらえたりしたので......今年は使わなきゃいけなと思ってもらえるくらい、活躍できればと思っています」

 伝説の幕開け──そんな予感が漂うシーズンが、もうすぐそこまで来ている。

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