山﨑武司に聞く、清宮のホームラン数。「わかるわけねぇだろ」(笑) (3ページ目)
まず取り組むべきは配球の読み。狙い球を絞るよう心がけさせることです。
ただ漠然と、真っすぐか変化球のどちらかを狙わせるのではなく、最初は打てなくても「相手はどういう配球で攻めてくるのか?」と考える習慣を身につけさせる。そうすれば、自然と「自分にはインコースを多く投げてくるだろうから、あえてアウトコースを狙おう」という具合になってくる。
チームが肝に銘じなければいけないのは、清宮のポテンシャルを信じてプロの水に慣れさせること。「アマチュアとプロは違うんだ」と本人に認識させることが大切です。清宮クラスの新人であれば、試合で場数を踏んでいけば、そのうち必ず対応できますから。
あとは、早くプロの体を作ることでしょうか。新人合同自主トレで右手親指を負傷したそうですね。大事には至らなかったようですが、プロは小さなケガでも命取りになりかねません。しっかりと体を鍛え上げてもらいたい。
あれだけの選手ですし、私を含め周りはいろんなことを言いたいでしょうが、共通しているのはめちゃくちゃ楽しみだということ。ひょっとしたら、清原さんの高卒ルーキー本塁打記録(31本)を抜くんじゃないか? そんな期待を抱きながら、清宮のバッティングを見守りたいと思います。
3 / 3