プロ野球「新外国人」全員診断。日本野球に苦しむセの野手は大凶作か (5ページ目)
キャンプ、オープン戦で評価が高かった中日の新外国人・ゲレーロだが......
アレックス・ゲレーロ（中日）
「いいものは持っていると思いますが、現状で打てるところと打てないところがはっきりしています。オープン戦では好調でしたけど、各チームとも彼のデータを取っていたんでしょう。シーズンに入ると、苦手なところを徹底的に攻めてきて、彼自身もなんとかしようとしたのですが、バッティングの形を崩してしまった。ボール球に手を出してしまい、打てるところまで打てなくなっている状態だと思います。日本人の攻めに慣れてくれば率も上がってくると思いますが、チームの状態がよくないのでどこまで我慢して使えるか......ですね」（谷繁元信氏）
「重心移動がなく、懐までボールを呼び込むことができるし、手が長いのでアウトコースの球にも対応できる。ただ、打つときに左肩が入るのでインコースに苦しむだろうと思っていたら、そこから崩された印象です。インコースを意識するあまり、これまで打てていた外のボールも打てなくなってしまった。オープン戦では自分の形でバッティングできていたのですが、シーズンに入るとグチャグチャにされた感じがありますね。打てるボールを確実に待てればいいのですが、まだその余裕がないですね」（山﨑武司氏）
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