セ・パ交流戦開幕。新制度で得するチーム、損するチーム (4ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 ロッテと楽天の2チームはドーム球場での開催がなく、DeNAもセ・リーグで最も少ない3試合。逆に、ソフトバンクとオリックスは15試合もあり、西武が14試合で続く。これがどこまで影響を及ぼすかは現段階でわからないが、雨天中止が続けば選手たちの体力は間違いなく消耗されるだろう。もちろん、順位にも影響してくるはずだ。

 そう考えると、移動距離の負担が少なく、ドームでの試合が多い西武が最も有利な気がするが……。試合数の減少はセ・リーグ側からの強い要望によって実現されたものだ。これまで交流戦の相性が悪かったセ・リーグにとって新制度は起爆剤となるのか。それともパ・リーグがこれまで通り、底力を発揮するのか。いずれにしても、約3週間の戦いを満喫したい。

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