楽天・松井稼頭央「選手寿命を延ばすために外野手になった」 (2ページ目)

  • 大塚光二●インタビュアー interview by Otsuka Koji スポルティーバ●構成 text by Sportiva
  • 牛島寿人●写真 photo by Ushijima Hisato

大塚 西武に入団した頃の(松井)稼頭央の身体能力はすごかった。力もあったし、スピードもあったし、体の強さもあった。ケガもほとんどしなかったよね。

松井 あの頃は、自分でも「負けていない」というのがありました。持病の腰痛をのぞけば、ケガらしいケガもなかったですから。でも、最近は疲れが抜けにくくなってきました。特に、ナイターの翌日のデーゲームは体力的にキツイですね。回復力が衰えているのを痛感しています(笑)。

大塚 そこは大久保(博元)監督とも相談しながらやっている?

松井 すごく考慮していただいています。この前も、疲れが残っているということで2試合休ませてもらいましたから。特にこの時期は、ケガをしないように考えながらやらせてもらっていますね。

大塚 今シーズンから本格的に外野手としてプレイするようになったけど、そもそも外野を守ろうと思ったきっかけは?

松井 もともと内野を守るならショートで終わりたいという気持ちはあったんです。サードもやりましたけど、難しい。自分にはできないなと思いました。このまま続けていても限界があるなと感じたんです。それだったら、まだやっていない外野に挑戦しようと。新しいことに挑戦することで、1年でも選手寿命が延びてくれたらいいなと思って、自ら申し出ました。

2 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る