7年目の正直。巨人・大田泰示は「今年こそ本物か?」 (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 ただ大田は、浮かれることなく、この日のバッティングについて淡々と振り返った。

「4番というのを考えてしまうとプレッシャーになってしまうので、いつも通りのバッティングをすることだけを考えました。ホームランの打席は、いつも打撃練習でやっていることができました。ああいうバッティングをこれからもできるように練習するだけです。とりあえず結果が出たことはプラスにしていきたい」

 昨年のこの時期も大田は一軍に帯同していたが、開幕メンバーからはもれた。シーズン中も一軍と二軍を行き来するなど、確かな実績を残すことはできなかった。それでもシーズン終盤はホームランを放つなど、変化はあった。

 大田が取り組んでいたのが、左肩の開きを抑えることと、外のボール球に手を出さないこと。そして打つ際にはインサイドアウトのスイング軌道を意識し、コースに逆らわないバッティングを心がけた。その結果、何でもかんでも強振するという悪癖が消えた。

 さらに、配球や投手心理についても研究を重ね、徐々に引き出しの数を増やしていった。ファーストストライクから積極的に打っていく時もあれば、じっくりとボールを見極めることもある。また、球種を絞って打席に入る時もある。大田は言う。

「すべてを打ちに行こうとし過ぎず、自分が打てる球をしっかり見極める。そして、打てるポイントに来た球をミスショットせずに、必ず打てるようにしたいと思っています。そうしていく中で、打てる枠をどんどん広げていけばいい」

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