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田口壮氏「恋愛一切なし。『キャプテン』こそ、野球漫画だ」

  • スポルティーバ●取材・文 text by Sportiva
  • 甲斐啓二郎●写真 photo by Kai Keijiro

8月特集 すべてのことはスポーツ漫画から学んだ(9)

 オリックスやMLBカージナルスなどで活躍し、現在は野球解説者の田口壮氏は、野球漫画への思い入れは人一倍。さらに、妻(元TBSアナウンサーの香川恵美子さん)も大の漫画好きで、常に最新情報を入手しているし、アメリカで生まれた息子さんは、漫画で日本語を学んだという。まずは、本人のスポーツ漫画歴を聞いた。
カージナルス在籍時、「世界一」に輝いた野球解説者・田口壮氏。イチオシ漫画は『キャプテン』カージナルス在籍時、「世界一」に輝いた野球解説者・田口壮氏。イチオシ漫画は『キャプテン』

「僕は何といっても『キャプテン』(※1)と『ドカベン』(※2)です。中学生の時、読みあさりました。

 小さい時は『巨人の星』(※3)の再放送を見てたかな。『MAJOR』(※4)は、アメリカでプレイし、日本に戻ってきてから読んだんです。いや、作者はよう知っとるなあ、よう調べとるなあ、と感心しましたよ。最近、嫁は『ダイヤのA』(※5)を勧めてくれました。チームメイトへの思いがよく描かれているから、子供にはいいって。これから読むつもりです。そう、プロ野球選手もたくさん読んでますよ。現役世代の一番人気は『SLAM DUNK』(※6)なの? 野球漫画じゃないんだ!?」

 すらすらと作品名が挙がる田口氏。中でも一番刺激を受けたのは『キャプテン』だという。

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