【プロ野球】1年の計は開幕戦にあり。ゲンを担ぐ選手、担がない選手 (5ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 青柳憲司●写真 photo by Aoyagi Kenji

井上晴哉(ロッテ/内野手/25歳)

「プロ野球の開幕は初めてのことなので、緊張とか不安とかたくさんありますが、キャンプの時から待っていたんで、どちらかといえば楽しみですね。(オープン戦で)結果は出ましたけど手ごたえはないですね。エースピッチャーのストレートや変化球の精度とキレが凄いですし。(ここへきて)攻められてきているので、いま考えているのはそれをどう打つのかということですね。運だけじゃ勝てないと思っています。(開幕4番につい)背負うのはあまり好きじゃないんですけど、責任を持つことは誰でもできますから。ロッテの4番の責任をしっかり果たしたいです」

小川淳司(ヤクルト/監督/56歳)

「プロでは鯛のおかしらつき、高校の時は“敵に勝つ”でステーキにカツとかよくあったけど、自分は一度も食べたことないですね。開幕だからと特に準備することもなかった。逆に、特別なことをすることで自分の緊張感を高めすぎてしまうことになる。あまりこだわりすぎないこと」

 今年は何人の選手が鯛のおかしらつきを食べるのか。そして開幕。選手の初打席・初マウンドの表情に注目してみたいと思うのだった。

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