2013.09.25

藤浪晋太郎が語る「プロの選手になったと実感した時」

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 岡野秀樹●写真 photo by Okano Hideki

 阪神のドラフト1位ルーキー・藤浪晋太郎は、開幕からローテーションを任され、9月24日現在、10勝6敗、防御率2.75の成績を収めている。セ・リーグの高卒ルーキーの2ケタ勝利は江夏豊(阪神)以来、46年ぶりの快挙だ。つい1年前はまだあどけなさの残る高校生だった藤浪が、プロの世界でここまで結果を残せた理由は何だったのか。本人を直撃した。

1994年4月12日、大阪府生まれ。竹城台東小1年で野球を始め、宮山台中ではボーイズリーグ「大阪泉北」に所属。3年時には日本代表に選ばれ、AA世界選手権大会に出場した。大阪桐蔭高校では2年春から背番号1を背負い、3年で史上7校目の春夏連覇を達成。ドラフトでは4球団から指名を受け、阪神に入団。1年目からローテーション投手として活躍し、セ・リーグでは46年ぶりに江夏豊以来となる高卒ルーキーでの2ケタ勝利を達成した。

―― ちょうど1年前の9月25日、藤浪投手がプロ志望届を出した日なんですが、その時のことは覚えていますか?

藤浪 何となくですが、覚えています。どこの球団に行くんだろうという期待と、本当にプロの世界でやっていけるのかなという不安と、両方ありました。

―― それから1年後、不安はなくなりましたか。

藤浪 そうですね、その時に抱いていたような不安はありませんが、もっと自分が成長しなきゃいけないと痛感しています。

―― プロの打者と対戦して、そう感じたのですか?

藤浪 当たり前ですけど、甘い球は確実にやられます。それに高校時代とのいちばんの違いは、同じチーム、同じ打者と何回も対戦するので、攻め方を変えていかないと対応されてしまう。自分のピッチングをすることは大前提ですが、うまく対応されないように考えて投げないといけない。そこがいちばん苦労しましたね。