2013.01.10

【プロ野球】レギュラー奪取なるか?
今季ブレイクしそうな若手はこの5人

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 益田佑一●写真 photo by Masuda Yuichi

ポスト田中賢介の期待がかかる入団3年目の西川遥輝 キャンプインまで1カ月を切った。新人合同自主トレも始まり、菅野智之、大谷翔平、藤浪晋太郎ら大物ルーキーたちの動向に注目が集まるが、その一方で、今季レギュラー獲りを目指す2~3年目の選手たちも懸命にトレーニングを積んでいる。そこで今季ブレイクしそうな若手選手は誰なのか? 評論家、スコアラー、番記者たちに話を聞き、注目選手を挙げてみた。

 最も多く名前が挙がったのが、ファイターズの西川遥輝(3年目/21歳)だった。パ・リーグのある球団スコアラーは言う。 

「田中賢介がメジャー挑戦を表明し、セカンドのポジションが空く。西川の他にも、杉谷(拳士)や中島(卓哉)など、ポスト賢介の候補はいますが、西川のセンスの良さは頭ひとつ抜けた感じがします。間違いなく近い将来、ファイターズを背負っていく存在になると思いますよ」

 1年目こそ一軍出場のなかった西川だったが、2年目の昨シーズンは開幕一軍を果たし、6月にはプロ初本塁打を記録。また、8月末からは骨折した田中に代わりスタメンで起用されるなど、71試合に出場して打率.238、本塁打2、打点13の成績を残した。数字的に見れば物足りなさはあるが、それでも田中の穴を埋める十分な働きを見せた。西川について、ファイターズの渡辺浩司バッティングコーチが次のように説明する。

「西川の最大の長所はバットスイングの速さ。ギリギリまでボールを見極められるし、自分のポイントで打つことができる。なかなか教えてもできることじゃない。バッティングに関しては天性のものを持っていると思います。ただ、完璧に打とうとしすぎるところがある。一軍のピッチャーが相手だと、そうそう自分のタイミングで打てるものではありません。その中で率を残すためには、『詰まってもヒットにするんだ』という気持ちと技術が必要になる。それをキャンプ、オープン戦でクリアできるかでしょうね」

 田中の抜けた穴を埋めることができるのか。西川にとっては、まさに勝負の3年目となりそうだ。