【プロ野球】新外国人チェック。ブレイクしそうなのはこの10人!
大塚氏が期待を寄せる、西武の新外国人ヘルマン大塚光二が語る、2012年の新外国人
2012年シーズンも多くの外国人選手が来日しました。メジャーで最多勝経験のあるブラッド・ペニー(ソフトバンク)、韓国で2度の三冠王を獲得した李大浩(オリックス)を筆頭に実績のある選手が多く、どんな活躍をしてくれるのか非常に楽しみですね。そこでキャンプ、オープン戦で見た印象をもとに、新外国人をチェックしたいと思います。
まず投手陣は、メジャー通算119勝のペニーに注目が集まると思うのですが、すごくコントロールのいいピッチャーだなという印象を受けました。球威もそこそこあるのですが、とにかく球を低めに集めて、ゴロを打たせる。だから「凄味」は感じないのですが、実戦でしっかり力を発揮するタイプだと思います。ソフトバンクは打線もいいですし、15勝は期待したいピッチャーです。
そしてソフトバンクのもうひとりのローテーション候補、レニエル・ピントですが、彼もペニー同様に低めに球を集めて打たせて取るタイプ。ただ、ペニーに比べるとコントロールに若干の不安があります。コントロールが乱れるとリズムも悪くなり、野手にも悪影響を与えてしまうので、いかにテンポよく投げることができるのかが、活躍するカギになりそうですね。
ヤクルトのオーランド・ロマンも期待したいピッチャーのひとりです。ロマンも力で押すというよりは打たせて取るタイプですが、打者の手元で微妙に変化するため、バッターは芯を外されてしまう。こういうタイプの投手は、バッターからすると非常に厄介な投手なんです。「いつでも打てる」という感覚はあると思うのですが、打ちにいくと術中にはまってしまう。なかなか、狙い球を絞れないタイプの投手なんです。それにメキシコ、台湾でもプレイするなどハングリーさもあるし、日本で活躍したいという気持ちは強いと思います。何かきっかけをつかめば、大化けする可能性はありますね。
一方、力でねじ伏せていくタイプは、キャム・ミコライオ(広島)。身長205センチの超大型投手で、これだけでも十分武器になります。普通の投手より角度があるので、バッターからすると高低の見極めが非常に難しい。おそらく短いイニングでの器用になると思いますが、大きな戦力になってくれそうな気がします。
1 / 2