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【今日は何の日?】長嶋茂雄氏が脳梗塞で入院

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Nikkan sports

入院した翌日、記者会見に応じる長嶋茂雄氏の長男・一茂氏(左)と東京女子医大の内山神経内科教授入院した翌日、記者会見に応じる長嶋茂雄氏の長男・一茂氏(左)と東京女子医大の内山神経内科教授【2004年3月4日】
懸命なリハビリもアテネ五輪は断念

 巨人軍終身名誉監督であり、アテネ五輪・野球日本代表監督の長嶋茂雄氏が脳梗塞(のうこうそく)で倒れて緊急入院した。翌日、会見を行なった長男の一茂氏は、「命に別状はないが、右半身に麻痺がある」と病状を説明。

 それでも長嶋氏はアテネ本大会で復帰するプランを描き、懸命のリハビリを開始。7月には言語もいくぶん明瞭になり、右半身の麻痺についても、杖なしで歩行できるまで回復した。しかし、主治医は「長時間のフライトや40度を超す気温など、リスクが高すぎる」とアテネ行きにストップをかけ、長嶋氏も「非常に残念だが、信頼する医師からのドクターストップは受け入れなければなりません」と断念。五輪はヘッド兼打撃コーチの中畑清氏が指揮を執ることになった。

 そしアテネ五輪では長嶋氏の背番号3のユニフォームをベンチに飾り、必勝を誓った日本代表メンバーだったが、準決勝でオーストラリアに惜敗。3位決定戦のカナダ戦で勝利し、銅メダルは獲得したが、はじめて挑んだオールプロでの金メダル獲得はならなかった。

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