【プロ野球】山﨑武司「一度でいいから日本シリーズの舞台に立ってみたい」
1968年11月7日、愛知県生まれ。86年ドラフトで中日から2位指名を受けて入団。96年、39本塁打を放ち初の本塁打王を獲得。02年オフ、平井正史とのトレードでオリックスに移籍。04年に戦力外通告を受けるも現役続行を決意し、新規参入の楽天と契約。07年には43本塁打、108打点で二冠王に輝く。11年に楽天を戦力外となるも、中日と契約し、10年ぶりに古巣に復帰した。
山﨑武司×金村義明 新春対談(2)
金村 ホンマ、タケシは地域密着やったからな。仙台有数の繁華街である国分町で自転車に乗っているタケシを見かけた人がどんだけおるか。
山﨑 国分町に知り合いのお店があって、そこで毎晩食事をしていたんです。
金村 だからタケシのことをよく知らん人は、毎晩飲み歩いていると思ってたんやろうな。こう見えて酒は一滴も飲めないのに(笑)。
山﨑 国分町のドンぺリを全部集めて飲んでたっていう噂もありましたよ。あとクラブのお姉ちゃんをルイヴィトンの店に連れて行って、棚に飾ってあるバッグを端から端まで買い占めたとか。「もう勝手にしろ!」って感じです(笑)。
金村 清原(和博)のイメージとダブらせてるんやろな。ヤンチャやから。そういえばタケシは今年で26年目やけど、何人の監督のもとでやってきた?
山﨑 えーと順番に言うと、星野(仙一)さん、高木(守道)さん、二度めの星野さん、山田(久志)さん、石毛(宏典)さん、レオン(リー)、伊原(春樹)さん、田尾(安志)さん、野村(克也)さん、(マーティー)ブラウン、またまた星野さん。で、次は高木さんだから、全部で9人ですね。
金村 そんなたくさんの監督とやってきた選手、なかなかおらんで。その中でケンカした監督はたしか3人か(笑)。
山﨑 いや、2人です(笑)。
金村 一番印象に残っている監督は?
山﨑 もちろん星野さんも印象深い監督ですけど、やっぱり野村さんですかね。気持ち良く野球をやらせてもらいましたので。
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著者プロフィール
金村義明 (かねむら・よしあき)
1963年、兵庫県生まれ。報徳学園では3年夏の甲子園で4番・投手として全国制覇を達成。82年にドラフト1位で近鉄に入団。プロ入り後、打者に転向し"いてまえ打線"の中軸を担う。その後、中日、西武でも活躍し、99年に現役を引退。
現在は「現場主義」をモットーに、野球評論を中心に幅広い分野で活躍中。
金村義明オフィシャルWebサイト