【MLB】武田一浩から見たホワイトソックスは「伸びしろがある」 3年連続100敗以上から躍進もまだ「強い」とは言えない (2ページ目)
【ピッチャー陣の現状と課題】
――ピッチャー陣はいかがでしょうか?
武田 チーム防御率(4.16)はあまりよくないです。打ち勝つ若いチームなので、勢いに乗っている時はいいのですが、負け出すと止まらなくなることもあるので注意しなければいけません。ケイとデービス・マーティンがチームトップの9勝を挙げていますが、エースと呼べるピッチャーがいません。そういうピッチャーがいれば連敗を止めてくれたりするんですけどね。
とにかく連敗をしないことです。8月は5、6連敗といった大きな連敗はしていませんが、たとえば2カード連続でスイープされる、ということは絶対に避けなければいけません。それがなければ、おそらくこのままいけるんじゃないかなと。ただ、2位につけているのが毎年優勝争いをしているガーディアンズですからね。左手有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折して離脱していたホセ・ラミレスが復帰して打っていますし、要注意です。彼はいつもいい場面で打つ印象があるので。
――先発ピッチャーのやり繰りも重要になる時期になりますね。
武田 そうですが、これまでと大きくは変えないんじゃないですか。変に代えてしまうとあまりよくないと思います。今の形でここまで勝ってきているわけですし。ウィル・ベナブル監督がどう考えるかですね。
――継投についてはいかがですか?
武田 今のアメリカの野球は継投が大事ですからね。どのチームの監督にとっても一番難しい課題だと思いますが、それをどこまでできるかでしょう。昨年は出るピッチャーがみんな打たれて、打線も打てない試合が続いていましたが、今年は少し打たれても、打ち勝つことができます。
とはいえ、今年も継投がうまく回っている印象はあまりないですし、ピッチャー陣が頑張っているようには見えません。エース格のピッチャーがいないなかで、みんなで力を合わせて......という感じです。結局、打線が打てなくなると厳しくなるでしょう。
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