【MLB】「大谷翔平はもう投げなくていい」武田一浩が語る、プレーオフを見据えるドジャースにとって最悪のケースは? (2ページ目)
【バッターとしての起用も慎重】
――そう考えると、大谷選手も無理をする必要はない?
武田 ないですね。繰り返しになりますが、スクバルも獲れましたし、慌てずに打つほうに専念してもらったほうがいいと思います。ただ、打つほうも膝が痛いなら、そんなに無理はできないでしょう。
9月に入ったら投げ始めるかもしれませんが、ポストシーズンで6人の先発ピッチャーはいらないんですよ。短期決戦は1回やられるとダメなパターンが多いので、使えるピッチャーをどんどん使っていく。だから、大谷は昨年の山本みたいな起用法になるかもしれません。
いずれにせよ、ポストシーズンの先発は4人で回すんでしょうから、2人目までは山本とスクバルで大丈夫。3人目、4人目に誰が入るかという感じですよね。無理ができるのは、ワールドシリーズの最後のほうだけ。今の時点で、ケガを抱える選手に無理をさせる必要はあまりないですね。
――ここ数試合で好投が続く佐々木投手も、ポストシーズンを見据えて重要な存在になってきますね。
武田 佐々木は昨年にリリーフを経験していますし、今年もリリーフで投げさせる可能性は十分あると思います。
――大谷選手の腕が心配というお話がありましたが、左膝についてはどう見ていますか?
武田 僕も現役時代に膝をケガして、手術もしました。右膝の半月板と軟骨を損傷したのですが、水を抜いたり、痛み止めを打つ治療をやりながらだと、なかなか治らないんですよ。その繰り返しですし、無理をするとけっこう長引きます。
半月板あたりの損傷であればそれほど時間がかからないと思いますが、僕みたいに軟骨も損傷してしまうとなかなか治りません。軟骨は再生しないですからね。僕の場合は大谷と逆で右膝でしたが、(右投手は)投げる時に右膝が体の内側に入るんです。その瞬間が痛かったですね。痛みで足が地面からパっと離れてしまうので、ボールに力がなくなりましたし、制球が難しくなりました。
――仮に膝が悪化して、バッターとしても出られなくなることは避けたいですね。
武田 それがドジャースとしては一番痛いと思うんです。ピッチャーはある程度いますが、大谷の代わりになるバッターはなかなかいないので。そこは慎重になりますよね。
2 / 3


