イチローに批判的だった元マーリンズ社長を、大ファンに変えた3年間 (3ページ目)
そしてこう続けた。
「実際、オーナーたちは『もしうまくいかなかった場合にどうするか』と真剣に考えているはずです。でも、イチローという選手はどんなアスリートよりも自分自身のことを知っている。だから、オーナーたちは彼に任せておけばいいのです。とはいえ、いくら50歳までプレーする能力を持っていたとしても、それを認めさせるのは並大抵のことではありません。イチローが戦わなければいけないのは、そうした球界の常識なんです」
そう言うと、サムソン氏はイチローからもらったというマーリンズカラーのオレンジとイエロー、そしてブルーが入ったランニングシューズに履き替えた。来年1月からアメリカ7つの州で開催される7つのマラソン大会に出場するため、自ら厳しいトレーニングを課しているのだ。
軽量かつ精密につくられたイチローモデルのシューズを履きながら、イチローならどこのチームにいっても貢献できるとサムソン氏は信じている。
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