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【夏の甲子園2026】スカウトの投手評「別格」の横浜・織田翔希ほか、「2年後に一軍で投げている」と絶賛されたのは? (5ページ目)

  • 田尻賢誉●文 text by Masataka Tajiri

 3季連続出場の高川学園・木下瑛二は、高岡商戦で帽子を飛ばしながら力投し、甲子園初の完投勝利をマークした。

「体は強そうですね。ただ、上体がぶれるフォームで、本塁方向にベクトルが向いていない。ロスが大きく、もったいない。ピッチングに関して、何で勝負するのかが見えてこない。試合をまとめる能力はあるので、大学や社会人で経験を積んでからプロを目指すものありかもしれないですね」(セ・リーグスカウトD氏)

 また、智辯和歌山戦で150キロをマークした社の岩井秀耶は進学予定だ。

「球が強く、フォームもボールの軌道も独特。面白い存在です。4年後が楽しみですね」(パ・リーグスカウトC氏)

 ほかにも、天理の長尾亮大、新田の築山朔弥、中京の西岡海心、福永龍矢ら、「大学や社会人で経験を積めば面白そう」とスカウトが語る素材は多くいた。

 大会前は「不作」と思われていたが、いざ始まってみれば織田という別格の存在が力を見せつけ、平田のように甲子園で一気に評価を高めた投手もいた。一方で、末吉や高部のように、この夏の結果だけでは測れない素材もある。

 はたして織田は日本のプロ野球を選ぶのか。それとも海を渡るのか。そして、この夏に評価を上げた投手たちは、数年後にどんな姿でプロの世界に現れるのか。甲子園での「答え合わせ」が終わっても、スカウトたちの仕事はまだ続いていく。

野手編につづく>>

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