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【夏の甲子園2026】スカウトの投手評「別格」の横浜・織田翔希ほか、「2年後に一軍で投げている」と絶賛されたのは? (2ページ目)

  • 田尻賢誉●文 text by Masataka Tajiri

「カーブとチェンジアップを投げなくなった。カットボールが130キロ後半、フォークが140キロ、ストレートが150キロ前後。球速帯が似通っていて緩急がないので、150キロ中盤なのにバットに当てられてしまう。高校生相手なら、もっと空振りが取れてもいいんだけど......」(パ・リーグスカウトC氏)

「試合中なのにフォームをころころ変える。初戦ではグローブも変えていました。バックアップに行かなかったり、そのあたりはちょっと気になりますね」(セ・リーグスカウトD氏)

 いい素材ほど、あら探しをしてしまうのがスカウトの性。それ以上に気になるのが、直接MLBへ行く可能性が取り沙汰されていることだ。それには「横浜高校OBのスカウトが何人もいるので、その方たちになんとかしてもらうしかないですね」と苦笑いを浮かべていた。

日本文理戦で151キロをマークした大分商の平田玲翔 photo by Ryuki Matsuhashi日本文理戦で151キロをマークした大分商の平田玲翔 photo by Ryuki Matsuhashiこの記事に関連する写真を見る

【スカウトが惚れた平田玲翔の将来性】

 評判どおりの実力を発揮した織田に加え、今大会で大きく評価を上げたのが大分商の平田玲翔(れいと)だ。じつは冒頭の「やっと仕事になる選手が出てきた」というスカウトの言葉は、大会4日目に登場した平田を指していた。

「ストレートがピュッときて、スライダーも曲げられる。リリースで力を伝えるのがうまいよね。ベースの上での強さがある。2年目の後半には一軍で投げられるんじゃないか」(パ・リーグスカウトA氏)

「体の使い方がうまくて、伸びそうなピッチャーだよね。ヒジが上がらないところはあるけど、許容範囲。細いけど身体能力は抜群。150キロが出るだけじゃなく、フォーク、スライダーもトップクラス。チェンジアップもある。高卒でも指名されるけど、大学に行けば4年後にドラフト1位を目指せるレベル」(セ・リーグスカウトD氏)

 プロ選手を多く輩出している大分商とはいえ、地方の公立校とあって、まだ洗練されていない部分もある。敗れた英明戦では、一死一、三塁の投手ゴロで一塁へ送球し、その間に三塁走者の生還を許す判断ミスもあった。

「鍛えられていないし、厳しいことを言われていない部分があるので、それを嫌がる人もいるかもしれない。技術的にもヒジが上がってこないので、疲れたら体が横振りになってコントロールが暴れる。まだまだやることは多い。入る球団、指導者によって大きく変わると思います」(セ・リーグスカウトB氏)

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