【高校野球】宮本慎也が語るセンバツ2026展望 DH制度導入で出る「監督の色」と選手の成長 (2ページ目)
【DH制導入で「各監督の色が出る」】
今大会から導入されるDH制について、宮本さんの意見は明快だ。
「やっぱり打つやつを入れてこそDH」。セ・リーグでよく見る「打つけど、守備がよくないレギュラーの選手をDHに回して、そこの守備の弱いところで守備のいい選手を出す」というやり方には、「僕は、ノーセンスやと思っているんですよ」とバッサリ。
そして「各監督の色が出そうで、これも面白いですよね」との問いに、「出ると思います」と即答。「花巻東なんかはOPSを重視して、打つほうに特化するだろう」と予想する。
【「得点力のあるチームが優勝する」】
春のセンバツは投手力、夏は打力――。そう言われるなかでこう提言する。
「批判じゃないけれど、3月19日開幕で、対外試合解禁が3月というのはかわいそうかな。実戦が少ないなかで、バッターが打つのは難しい。プロの選手でさえ、2月中旬からやっているので、これはちょっと考えてほしいなと思います」
そういった状況のなかでも勝っていくチームの特徴についてはこう話す。
「実際はミスがたくさん出る時期だと思うので、ミスの少ないところが上に上がってきている。ただ、やっぱり優勝するチームは得点力があると思います。いち早く、この実戦が少ないなかで、得点ができるチームっていうのは、多少優位じゃないかなと思います」
優勝については、「関東でいうと横浜」と、戦力的にはやはり横浜が頭ひとつ抜けているという見方だ。あとは、33年ぶりの出場となる崇徳高校(広島)の名前を挙げた。理由としては、1976年のセンバツ大会に初出場で初優勝を果たした時のメンバーだった山崎隆造さん(元・広島カープ)が総監督を務めていること。
このほか、花咲徳栄(埼玉)、神宮大会優勝の九州国際大付属高校(福岡)や神戸国際付属高校(兵庫)、佐野日大高校(栃木)などの名前も挙げた。
ひと冬を越えた高校球児たちの成長と、DH制という新たな戦術が始まる2026年春のセンバツ高校野球に注目したい。
Profile
宮本慎也(みやもと・しんや)/1970年11月5日、大阪府出身。1992年にドラフト2位でヤクルトスワローズに入団。2004年のアテネオリンピック、2008年の北京オリンピックではキャプテンを務め、2012年に2000本安打を達成。2013年に現役を引退。現在は野球解説者として活動している。
2 / 2

