スカウトが熱視線を送るセンバツ注目の好投手10人 大阪桐蔭の怪物、栃木の怪童、サラブレッド左腕など多士済々 (7ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

1年春から広陵の背番号1を背負った高尾響 photo by Ohtomo Yoshiyuki1年春から広陵の背番号1を背負った高尾響 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る高尾響(広陵3年/172センチ・73キロ/右投右打)

マウンドの支配者になれる男。歴史と伝統のある広陵で1年春に背番号1を背負い、その佇まいにはエースの風格が漂う。上背はないものの最速147キロを計測する速球と、スライダーやスプリットなどの変化球を使って確実にゲームメイクできる。そして数々の修羅場をくぐり抜けてきた投手特有の、内面的なたくましさこそ最大の武器。昨秋の明治神宮大会では速球がカット質になるなど本調子ではなかったが、今春は集大成となる投球を見せたいところ。初戦は大会4日目、辻井翔大ら好投手を擁する高知(高知)との熾烈な投手戦が予想される。

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