山本昌が高校生9投手を診断。「ドラフトでダブル獲りしたい」逸材は? (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki,Sueishi Naoyoshi,Nikkan Sports

和歌山の独自大会で自己最速の152キロをマークした智弁和歌山・小林樹斗和歌山の独自大会で自己最速の152キロをマークした智弁和歌山・小林樹斗小林樹斗(智弁和歌山/182センチ・86キロ/右投右打)

高橋くん、中森くんと同様に進路に迷っているようですが、素材はすばらしいものがあります。何より体が強そうで、現段階でも150キロ前後のスピードがあるのは魅力です。そしてフォームや体は粗削りなのに、これだけのボールが投げられるところに末恐ろしさを感じます。現時点ではボールは暴れるし、試合をまとめる能力に関しては課題もあります。また、プロで活躍するには強打者をビックリさせるような変化球をひとつ覚えたいところです。でも、素材のよさには驚きました。プロで洗練されてくれば、大きく進化できるピッチャーでしょう。

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