智弁和歌山の投手陣が豪華すぎる。対抗できる有力チームはどこか? (4ページ目)

  • 沢井史●文 text by Sawai Fumi
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 ダークホース的存在の粉河は、昨年チームからのレギュラーが多く残り、投手としてもマウンドに立つ遊撃手・木村壮吾(そうご)の存在感が際立つ。和歌山商は、経験値の高いエース右腕・松尾英聖が大黒柱。伸びのあるストレートで勝負できる右の本格派で、冬を越えて安定感が増した。

 耐久は、185センチの大型右腕・金森康師という隠れた逸材がいる。エース番号を背負ったことはないが、球質のよさに定評がある。紀北工は左のエース・水落望に注目が集まる。制球力が高くここ一番で粘り強い完投能力のある投手だ。

 高野山は、正捕手の上幸輔が攻守でチームを引っ張る。昨夏県大会準優勝の那賀は、当時のメンバーで遊撃手から捕手に転向した安芸学翔に注目だ。

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