三重でスカウトが注目の選手たち。
全盛期の福浦和也を彷彿させる選手も (2ページ目)

　ここ数年、毎年のようにプロへ選手を送り込んでいる菰野は、来年のドラフト候補である２年生左腕・池田翔紀のピッチングに注目が集まる。また、185センチの伊藤佑悟、182センチの花村直央（なお）の３年生の大型右腕ふたりも控えており、野手ではツボにくれば圧巻の打球を放つ喜多翔大など、楽しみな選手が揃っている。

　昨年秋準Ｖの津商は、２年生右腕・出口慶人がマウンドを守る。鋭い腕の振りから投じるスライダー、チェンジアップは秀逸で、状況を見ながらピッチングできるセンスが光る。

　出口の相棒役である清水柊馬は、しなやかなスローイングと勝負強いバッティングが魅力で、「プロ」の素材と見ている。

　ほかにも、140キロ台のストレートと抜群の制球力で打ち取る宇治山田商の本格派右腕・中村伊吹や、エースとしてチームを支えながら、打つ方でも通算50本塁打以上をマークしている松阪商の阪本和樹など、今年の三重は多士済々だ。