「ドラフトキング」作者が甲子園の優勝校を予想。スカウトの世界も語る (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Sportiva、Ohtomo Yoshiyuki

---- もし実現すれば、星稜としては初めての全国制覇になりますね。

クロマツ あえて期待したいですね! 5年前の夏の石川大会決勝では9回裏に8点差をひっくり返したり、こちらが想像もしないような劇的な試合運びをするチームじゃないですか。奥川くんのスター性を考えても、可能性はあると思います。

---- クロマツ先生は阪神ファンだそうですが、もしクロマツ先生が阪神のスカウトだったら今年のドラフト会議で誰を指名したいですか?

クロマツ (キッパリと)佐々木朗希くんです!

---- 話の流れからいって、奥川投手と答えるかと思いました。

クロマツ そりゃそうでしょう(笑)。もしかしたら、プロ1年目から勝つのは奥川くんかもしれませんよね。ケガがなければ2ケタ勝利をあげてしまいそうな気もします。でも、やっぱり佐々木くんのスケールの大きさには夢があります。あと、仲間思いのいい子じゃないですか(笑)。阪神に来たら来たで、メディア対応とか大変やと思いますけど。

---- 最後に読者に向けて『ドラフトキング』のアピールをお願いします。

クロマツ コアな題材だと思われがちですが、スカウトって「足の速い選手が足りないから俊足を探そう」とか「飛ばせる選手が必要だ」とか、チームに足りない部分を埋める役割で、ようは人事の仕事ですよね。結局、人が人をどう見るかという物語なので、野球にくわしい人もそうでない人も楽しめる漫画だと思います。気軽に手に取ってもらいたいですね!

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