2019.08.06

夏の甲子園開幕。入場行進を
サポートする精鋭ブラバンにも注目

  • いとうやまね●文 text by ItoYamane
  • photo by kyodo news

スポルティーバ・トリビア vol.1【甲子園編】

 令和になって初の夏の甲子園の開会式は朝9時からスタートする。ということで、スポルティーバ・トリビアの記念すべき第1回は「入場行進曲」を取り上げる。正式名称は『全国中等野球大会行進曲』。今は『大会行進曲』と呼ばれている。
 
甲子園の入場行進は見ものだ バックスクリーン前にずらっと並ぶトランペット&トロンボーン隊によるファンファーレが鳴り響くと、いよいよ開会式のはじまりだ。選手入場では、ブラスバンドは約20分間にわたり間奏を含めた30コーラスほどを”奏破”する。

 実際には、自分たちの入場から、選手たちの退場までずっと演奏するので、かなりハードだ。たとえばチューバの重さは、10kg近くある。

 演奏は関西吹奏楽連盟に所属する高校生のみなさん。吹奏楽コンクール常勝校から来た精鋭たちだ。総勢230人になる。本番に向けて猛特訓を積んでいるので、楽器ごとの細かいアレンジに耳を傾け、テレビの前からも拍手を送りたい。ちなみに流行歌が行進曲になるのは春のセンバツである。

『大会行進曲』を作曲した山田耕筰(1886年6月9日 - 1965年12月29日)は欧米で名を馳せた最初の日本人音楽家だ。クラシックから童謡、校歌まで幅広く手掛けている。代表曲は『赤とんぼ』『からたちの花』など。

 あまり知られていないが、『月光に悼さして』は何とも美しい癒し系ピアノ曲なので、動画サイトで見つけてほしい。

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