2018.03.22

断トツ優勝候補・大阪桐蔭の
センバツ連覇を止めるのは「この7校」だ

  • 田尻賢誉●文 text by Tajiri Masataka
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 史上3校目の春連覇なるか──

 もうすぐ開幕するセンバツ大会で、最大の注目を集めるのが大阪桐蔭だ。夏の100記念大会をにらんだ”ミレニアム世代”といわれる3年生は、例年以上にタレントが豊富。2年生だった昨年に優勝を経験した選手が7人いる。

昨年夏の甲子園で本塁打を放った智弁和歌山の主砲・林晃汰 投手、内野手、外野手をこなす根尾昂(あきら)、昨年2年生ながらU-18日本代表入りした藤原恭大(きょうた)の2人はドラフト1位候補だ。

 投手陣はともに最速148キロを誇る根尾と柿木蓮(かきぎ・れん)の二枚看板。さらに身長190センチの大型左腕・横川凱(かい)も完投能力があり、秋の公式戦のチーム防御率は0.99を誇る。

 攻撃陣も藤原を筆頭に根尾、昨年春に甲子園で一発を放っている山田健太、主将の中川卓也ら切れ目がない。不安があるとすれば、藤原がケガで調整が遅れていることぐらい。ただ、昨春のセンバツ決勝で代打ホームランが飛び出したように控え選手層も厚く、死角が見当たらない。

 そんな大阪桐蔭の連覇に待ったをかける一番手は、東海大相模(神奈川)だろう。高校通算46本塁打の森下翔太を中心にした攻撃力が自慢で、昨秋は11試合中8試合でコールド勝ちを収めた。

 チーム長打率、出塁率はともに出場校中ナンバーワン。送りバントよりもエンドランで積極的に仕掛ける持ち味の”アグレッシブ・ベースボール”が展開できれば、前回出場の2011年以来となる優勝も現実味を帯びてくる。

 投手陣も昨秋の関東大会は右手骨折のために登板できなかったエース・斎藤礼二が復帰。昨秋の神奈川大会では7試合に登板して5完封、失点ゼロと抜群の安定感を誇った。ケガ明けは不安だが、逆にいえば、ビデオなどで研究されていないため、秋の不在をプラスにできる可能性もある。控えには野口裕斗、浅海大輝と左腕が2枚おり、斎藤ひとりに頼らずに戦える態勢も整っている