山本昌が甲子園のエース10人を評価。思わず「ほしい」と言ったのは? (5ページ目)
甲子園のあとに行なわれたU-18W杯でも活躍した秀岳館・田浦文丸田浦文丸(秀岳館高/左投左打)
甲子園では足が痙攣(けいれん)するアクシデントがあり、いかにも軽く投げていましたが、U-18ワールドカップでの投球は素晴らしかったです。彼のいいところは、真っすぐとスライダーで腕の振りが変わらないところ。バッターは幻惑されるはずです。小柄ですが体に力があって、ストレートが強い。勝ち気なマウンドさばきも見ていて痛快です。惜しいのは、チェンジアップで腕の振りが少し緩むこと。真っすぐと同じように腕を強く振って投げられると、さらに打ちづらい投手になりそうです。上の世界でもリリーフが向いているでしょうね。
5 / 10